くらむせかい

精神虚弱なぼっちヒキニート

追いついたり抜いたりしてやってきて
身体はもう息切れ寸前
ストレートの道を選んだ同僚は
第一ゴール目前
社会中に睨みをきかせる
その中には後続のわたしも含まれる

他人に睨まれてできた身体中の穴は
過去を見通すホロスコープになって
わたしを誘惑する
夢の中ではまだ傷ついても
傷ついていない

どこかで寄り道をしませんか
いやいやわたしは歩きます
この大きすぎる靴を早く脱ぎたいから
いやいやわたしは進みます

提出から帰ってきたリポートには
可の文字が
わたしを切り裂くように
光っている

夢から醒めたらとおもう
だけどわたしは夢見られている存在
だれを起こせばいいのか
皆目検討もつかない