ショートヘア
疲れています。
ショートヘアになってから身体のバランスがうまくとれません。頭が軽すぎて、落ち着かないのです。
ゴディバの飲み物っておいしいのかなあと妄想をしています。たぶんおいしくて、多い。
ほんとうに疲れていて、どうしようもありません。横になってこんこんと眠る。ほかにどうしようもありません。
しかしそんなにも眠っていられない。
人間は人間をやらなくちゃいけないのです。
人間をやるにはさまざまなさまざまな行為が必要です。
最近ゆっくりとしていません。
毎日が慌ただしく過ぎていきます。
眠っても眠っても朝が来るように、毎日は悔やんでも悔やんでもつづいてしまう。
疲れても疲れても。
せっかく買った文房具。
ようやく読み始めた本。
目次だけ写したノート。
ここは寒い。
へんなの、だって、へんなのだもの。くらむはこんなんじゃなかったのに、こんなふうに生きたいと願っていないのに。
それなのに、ここは寒くて、おかしくなる。
ここは寒くて、詩じゃない、くらむは詩じゃないんだよ。
不安が強い。
耳を傾ける。
逃げすぎず、逃げて、顔をあげること。
顔をあげること。
ショートヘアにもじき慣れる。
淋しい。
うら、うら淋しい。
今日は歩きました。付いていくのにやっとでした。どうしてあんなに急いでいたのだろう。生き急ぐ理由がわからない。
生き急ぐ理由がわからない。
ひとはいまにも死んでしまう、間に合わないのになぜ急ぐの。
たかだか数年、数十年しか生きられない。だから、千年も生きられるみたいな、顔をして生きていきたい。とおもうことがある。倒錯しているだろうか。くらむには物事があべこべに感じられる。他人がうまくわからない。そんなのだれだってそうだと言われるものとはまたちがう。ちがうんだよ。
生き急ぎすぎた。これからは死んだみたいに生きたいのかもしれない。
わからない。
不安が強い。
雨が降ったら水たまりを覗こう。映る傘を回そう。社会人のように振る舞おう。コンビニでコーヒーを買ったりして。
今日も空を見上げませんでした。なかなかうまくいかないな。
今日はおいしい食パンを食べました。それから眠りました。こんこん、こんこん、眠りました。
だけど、眠っても、眠っても、回復しない。眠り足りないのです。
へんなの。