くらむせかい

精神虚弱なぼっちヒキニート

いきてくりゅうぎ

みんなたいへんだなっておもってる
病気だからとか、障害があるからとか
家族が普通とは違うからとか
そんな理由なくても
みんなたいへんだなっておもってる
そうおもうことが
病気のひととか、障害のあるひと
その家族に対する
礼儀だとおもってる
病気だからたいへんとか
障害があるからしあわせになれないとか
家族のことで悩んでるとか
それは
天気のこととか
仕事のこととか
恋愛のこととか
自己実現のこととか
そういうことと
同じだとみなすことによって
病気のあるひとたちに対して
特別扱いしないことによって
同じ人間として尊重できるとおもってる
そんなことないよ
病気だったら辛いよ
って言いたいひとは言っていい
当事者はなにを言ってもいい
それが言葉の保証するものだとおもうから
ひるがえって
わたし自身はどうかというと
一般化された人間世界の中で
無名で
病気やりながらも
天気のこととか気にしながらも
たまにおいしいものを食べたり
良い音楽を聴いたり
支えあえるお友だちとやり取りしたりしながら
生きている
この人生をやめる日が来るとするならば
それは人間をやめる日であって
病気をやめる日ではないとおもう

病気があるって辛い
隣の人ができてることができない
友だちが持ってるものをもってない
それって辛い
でもそれは辛いっていうだけで
わたしの尊厳を傷つけるものではない

わたしがわたしであることを傷つけるものはない
わたし以外にはそれは許されていない