くらむせかい

精神虚弱なぼっちヒキニート

スマホ戦法

わたしは思春期のころから便秘である。思春期と言っても、小学5年生くらいのころに、「どうか神さまゆるしてください、2度としません」と祈りながらトイレでうずくまっていた記憶があるから、もしかすると、生まれつきかもしれない。

この頃は薬の飲み合わせのために便秘(薬剤性便秘症)がひどいのだが、下剤を飲んだ翌朝も出ない。出るとしたら、昼前か、昼食1時間後くらいだろうか。
けれどその日は予定があった。便秘はわたしであるが、わたしは便秘に振り回されていては人生が窮屈になりすぎる、これ以上!

というわけでその日は3回のトイレのあと(もちろん尿しか出ない。そして部屋に戻ってきた途端、イタタと腹痛を覚える)、4度目にわたしは作戦に出た。
なんとかさんの唱えた作戦である。
なんとかさんの唱えた作戦というのは、ググるのが面倒なので単略に言うと、「本屋に行ったら便が出る」というものである。
(いま読んでいる「二十歳の原点」にも出てくるから、そうとう前のひとが、急に手をあげて発表したのだろう)
要するに、便意から意識をそらすのである。

わたしはトイレに入り、スマホをおもむろに、予備のトイレットペーパーの上に置いた。そこが一番清潔そうだった。案の定腰を落ち着けた途端に便意は消え去った。
そこでわたしはスマホを開き、好きなブログをググった。読んだ。やっぱり好きだった。
便は5センチくらいがふた欠片出た。

 

 

 

だれのブログを読んでいたのかというのは公表を控えることにする。

へんな噂が立っても困るし、スマホ戦法を理由にブログをたたまれるには、あまりに、惜しい理由だから。